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執筆者の写真Lagoon

ダイビングインストラクターが作るサンゴ産卵情報

更新日:5月23日



目的:

ほとんど解明されていないサンゴの有性生殖(産卵)について情報を集約、公開して『情報の見える化』を目指し、サンゴ生態解明へと役立ててもらうことを主目的とします。

日本国内各地のサンゴ産卵情報を集約する事で調査者の経験や、変化への気付きをデータとして蓄積し科学者や他調査者にとっても有益な情報となることが考えられます。


始動理由:

サンゴの生態を知りたくて、研究者に尋ねた際に言われた言葉があります。

「サンゴの生態はまだ解明されていないことばかり、毎日潜っているあなたの感覚を大事にしてください。」

日々潜っているダイビングインストラクターだからこそ、気づくことがあるのではないか。

動物でありながら島(岩)を作る不思議な生き物サンゴ

サンゴのプログラムを提供していく中で、得た情報をオープンにしてきました。

理由は、資料や情報は提供できるが、私達がこれまで感じてきた肌体験は提供(共有)できないと感じたからです。

これまでは、自社の強みとしてサンゴ産卵データも蓄えてきましたが、産卵の情報を公開したとしても、私達のするべきことは変わらない。

「私達が感じたことや、日々潜っているからこそ伝えられることがある。」


世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない 自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する・・・」宮沢賢治の言葉です。

みんなでより多くのデータを集め不思議な生き物サンゴの生態が解明され、サンゴや海の生物たちと共に生きる、より良い関係を気づけたらwell-beingの道標となる。


恩納村で活動をする先輩インストラクターに相談したところ、みな思いは同じでした。

「経験や思いがあるからこそ、伝えられることがある。」

このプロジェクトに賛同してくれた有志インストラクターと共に今年から始動します。

「1人の100歩より100人の1歩」

サンゴの父(銘苅宗和さん)のように地道にコツコツ活動を続けていきたいと思っています。


今後の展望:

2024年有志メンバーによって始動しましたが、まだまだメンバーが少なく情報が集約できない状況です。2024年は運用しながらメンバー各自の活動でメンバー集めをしていきたい。予算ゼロ、完全手弁当の状態でスタートしたためGoogleに頼っていますが、補助金、助成金を使い調査者の人件費とまでは難しいと思うが経費は補えるようにしたい。またGoogleシステムに頼るのではなく第三者組織またはサイトを構築してそこへ情報集約され、より参加しやすい、より使いやすいモノになればと考えております。この活動がサンゴに限らず、海洋全体の保全に役立つ事を目指しています。



調査者一覧(氏名/所属/エリア/URLなど)5/20現在

大嶋紗織 沖縄ダイビングサービスLagoon  沖縄本島恩納村万座 https://www.lagoon-diving.com/

木戸㤗成 スローライフマリンサービス 沖縄本島恩納村万座 https://slowlife-ms.com/

比嘉愛 マリンクラブベリー 沖縄本島名護喜瀬 https://www.berry7.com/kise/

大原拓 ベントスダイバーズ 沖縄県恩納村万座 http://benthos.info/

宮原雄介 フィールダイブ 沖縄本島本部 https://feeldive.com/

鹿島敏雄 ダイビングサービスジャミング 沖縄本島本部 https://www.jamming-dive.net/

石野翔太 ゴリラハウス 沖縄本島恩納村真栄田 https://gorillahouse.jp/

坪根雄大 ダイビングボート大神丸 沖縄本島今帰仁 https://oogamimaru.com/


賛同いただいた皆様には心よ感謝申し上げます。



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